ロマサガ2リメイクは面白い/つまらない?シリーズ初心者目線で解説!

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ロマサガ2リメイクって、シリーズ初プレイでも楽しめるのかな⋯?

と気になっている人は多いんじゃないでしょうか。

1993年に発売された『ロマンシング サ・ガ2』のフルリメイク作品である『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』(© SQUARE ENIX)。

僕もロマサガシリーズをプレイしたことはなかったんですが、僕の少し上の世代の人たちが

名作RPGといえばロマサガ2!!

と絶賛しているのをよく耳にしていたので、いい機会だと思ってプレイしてみました。

ふみばら

気軽に遊べるようにSwitch版で始めて、記事執筆時点で20時間ほどプレイしています

感触としては、遊びやすくなった古き良きRPG
プレイするにつれてできることが増えたりストーリーが気になったりして、だんだん面白さが増してきているところです。

「初心者でも楽しめるよ!」と言いたいところですが、最初の数時間は
「買って失敗だったかな⋯?」
と思ってしまったのが正直なところ^^;

面白さがわかるまでに少し時間がかかるゲームだなと思いましたね。

そこで本記事では、これからロマサガ2リメイクを始めようとしている人に向けて、本作の注意点や面白いポイントなどを極力ネタバレなしでご紹介します!

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目次

ロマサガ2リメイクの概要

最初にサクッとロマサガ2リメイクの概要をご紹介します。

本作のストーリーは、プレイヤーがバレンヌ帝国の皇帝となり、伝説の七英雄との長きにわたる戦いに挑むというもの。

ストーリーの説明などは最低限なので、プレイヤーは皇帝として各地を冒険しながら、少しずつストーリーの謎を解き明かしていくことになります。

特徴的な継承システム

誰を皇帝にするかはプレイヤーが選べます

本作で最も特徴的なのが、プレイヤーが操作する皇帝の継承システム

作中の2代目皇帝のジェラールまでは固定ですが、それ以降は特定のイベントをクリアすることで100年以上の時が進む「年代ジャンプ」が発生し、皇帝が強制的に変わるようになります。

ふみばら

最初に年代ジャンプをしたときには、あまりの唐突さにビックリしました笑

継承システムの名のとおり、皇帝は歴代皇帝の能力を引き継ぎながら強くなっていきます。

RPGでプレイヤーキャラが変わるのも珍しいですが、年代ジャンプによってパーティーメンバーが一新されるのは初めての経験だったので、新鮮に映りましたね。

歯応えのあるコマンドバトル

行動順を見て戦略を変えていくバトル

本作のバトルは、敵と味方の行動順が表示されているタイムライン性のコマンドバトル

最近はアクションバトルの人気が高いですが、僕は落ち着いてプレイできるコマンドバトルが今でも好きですね。

ふみばら

ペルソナシリーズや龍が如く7・8のコマンドバトルも楽しんでいます

戦闘陣形によって適切なパーティー構成や戦略が変わるのも本作の特徴。

陣形によってさまざまな効果が発生します

本作のバトル難易度はかなり高め

標準難易度の「ノーマル」でも敵から大ダメージを受けることも多く、効率よく敵の数を減らしたり行動順を意識したりしていないと、ボス以外のモンスター相手でも思わぬ苦戦を強いられてしまいます。

また、本作の戦闘の緊張感を高めているのがLPの存在。

LPは各キャラごとに設定されている値で、敵に戦闘不能にされたり戦闘不能状態で攻撃されたりすると減っていきます。
そしてLPが0になってしまうとキャラが死亡し、二度と復活できなくなってしまうんです。

ふみばら

僕は今のところほとんどLPを減らさずに済んでいますが⋯⋯

キャラを無限に復活できるゲームとは違う緊張感があるコマンドバトルを楽しめるのも本作ならではですね。
(ノーマルより簡単な難易度「カジュアル」もあるので、気軽にプレイしたい人にも安心です!)

ロマサガ2リメイクの注意点

さて、それではシリーズ初心者に向けてロマサガ2リメイクの注意点を解説します。

ふみばら

本作の面白さを知る前にやめてしまう人もいるんじゃないかと思いますね^^;

序盤は正直つまらない

個人的な本作の一番の注意点は、序盤のつまらなさ。

序盤は作中の初代皇帝のレオンと第二皇子が魔物討伐に赴く様子や、皇帝一家を襲う悲劇が描かれるんですが⋯⋯

初代皇帝のレオン
第二皇子のジェラール

引き込まれるような演出などもなく、戦闘も単調なのでかなり地味なんですよね。

PS2のゲームをプレイしているような感覚になりました笑
ふみばら

悲劇を描いているムービーも、あっさりしている印象でした

僕の場合は直前にアトラス最新作の『メタファー:リファンタジオ』をプレイしていたので、余計に落差を感じてしまったんですよね。

最近はスマホゲームでも『崩壊スターレイル』などのスタイリッシュなコマンドバトルのゲームもあるので、そういった作品に慣れている人は物足りなさを感じてしまうと思います。

ジェラール編まではチュートリアルと思って乗り切ろう

今や懐かしいジェラールパーティー

皇帝がレオンからジェラールに継承されたタイミングでパーティー編成などが解禁されるので、多少は本作の面白さがわかるようになってきます。

ですがまだまだ自由度は低いので、窮屈に感じる人もいるはず。

ジェラールから次の皇帝に継承するタイミングでグッとできることが増えて楽しくなるので、ジェラール編まではチュートリアルと思って乗り切りましょう。

ふみばら

原作をプレイしていたら、違った見え方ができたんでしょうけどね⋯;

ロマサガ2リメイクの面白いポイント

序盤こそイマイチでしたが、自由に行動できるようになった今ではロマサガ2リメイクの面白さを感じられるようになってきました。

僕が思う本作の面白いポイントを5つ解説します。

  • パーティー編成と成長システム
  • 自分の行動や選択が影響するフリーシナリオ
  • 重要な探索・開拓要素
  • 少しずつ派手になっていく戦闘
  • 七英雄の謎

パーティー編成と成長システム

ジョブが増えるとパーティー編成の幅も広がります

僕が本作で一番面白いなと思っているのがパーティー編成と成長システムです。

仲間にしたジョブの中から自由にパーティーを組めるんですが、本作のパーティー編成を奥深くしているのが独特の成長システム

本作では一般的なレベルアップではなく、スキルレベルが上がることによってキャラが強くなっていくという成長システムになっています。

スキルレベルについてざっくり説明すると、

  • 戦闘中に使った武器や魔法にのみ戦闘後に経験値が入る
  • スキルレベルが上がると、その武器や魔法の攻撃力が上がる
  • スキルレベルが上がると、その武器や魔法のスキルを習得できるようになる

というもの。

例えば剣ばかりを使っていると、どんなに戦闘を重ねても剣以外の攻撃は強くならないんです。

ふみばら

強い武器があっても、スキルレベルが低いと威力を発揮できません

各ジョブのキャラにはそれぞれ得意な武器や魔法が設定されており、誰かが習得したスキルはタイムジャンプ後の新しいパーティーメンバーに引き継ぐことができます

このジョブなら剣と小剣が得意武器です
習得したスキルが多いほど戦闘が快適になります

さらに本作の戦闘では、敵の弱点の武器や魔法で攻撃することが重要です。

これらのことを踏まえると、

  • 盾役や攻撃役などのジョブのバランスがいい
  • 各武器や魔法のスキルレベルを満遍なく上げられる
  • どの弱点にも対応できる

というパーティーを組みたくなってくるんですよね!

ふみばら

そんなのめんどくさいと感じてしまう人もいるでしょうが⋯笑

そういった試行錯誤をするのがRPGの醍醐味や面白さだと思いますし、ロマサガ2リメイクはよりその部分を楽しめる作品ですね。

自分の選択が影響するフリーシナリオ

広大なワールドマップの一部です

本作では広大なワールドマップの拠点やダンジョンを冒険しながら、各地のトラブルを解決したり帝国の領土を拡大したりしていきます。

ワールドマップは少しずつ解放されていきますが、解放されたマップのどこから攻略していくかはプレイヤーの自由

攻略の順序やイベント中の選択肢によってその後の展開が変わるので、「どこから攻略しようか」「どの選択肢を選んだら自分の望む結果になるだろう」といったことを考えながら冒険を楽しむことができるんです。

ふみばら

選択肢によって地方の国が滅亡してしまったり、ジョブを仲間にするのが遅くなったりしてしまうので、けっこう緊張感があります

重要な探索・開拓要素

本作ではストーリーが進めば強い装備などが手に入るわけではなく、鍛冶屋などを発展させて装備を開発したりするのがメインになります。

開発した装備がお店で買えるようになる仕組みです

施設の発展や装備の開発には素材やお金が必要になってくるので、小まめな探索が欠かせません

僕自身、探索要素はあまり好きではないんですが、本作ではちゃんと探索の見返りがあるので前向きに楽しむことができています。

強くなった装備で大ダメージを出せるとうれしくなります

素材の他にも、なかなか見つけられない宝箱や「せんせい」という謎の生き物を探す探索要素もあるので、マップのすみずみまで探索するのが好きという人には本作をおすすめしたいですね。

「せんせい」を見つけた数によって便利なスキルが解放されます

少しずつ派手になっていく戦闘

本作ではレベルを上げると自然にスキルを習得するのではなく、主に戦闘中にキャラがスキルを閃くという形で習得していきます。

ふみばら

剣を使っていたら、剣のスキルを閃くという感じです

閃きそうな武器や魔法には電球のアイコンが表示されますが、実際に閃くかどうかはランダム

そのため「次はどんなスキルを閃くんだろう」というワクワク感がありますし、スキルが強力かつ派手になっていく過程も楽しいんですよね。

宝箱から入手できる魔法もあります

ゲームが進むにつれてスキルが強力かつ派手になっていくのはRPGでは自然なことなんですが⋯⋯
先述したとおり、本作では序盤の戦闘が特に地味なので、より強いワクワク感があるんです笑

スキルを連続で出す連携も本作のバトルの見どころ

また、スキルを覚えられる数には上限があるので、「どのスキルを覚えさせてどのスキルを忘れさせるか」というポケモンのような技の取捨選択も楽しめます。

武器を2種類まで持てるので、武器スキルの取捨選択は悩みがちです

七英雄の謎

「七英雄の記憶」というムービーで彼らの過去を知ることができます

本作のメインの敵である七英雄。

僕が本作を20時間ほどプレイした段階ではまだ1人としか戦っておらず、彼らのストーリーや思惑がまったくわからないんですよね。

「七英雄の記憶」では、人類を救うために苦心している七英雄の姿が描かれています。

そんな彼らがなぜ人類の敵になってしまったのか。
そして過去に七英雄が戦っていた敵の正体とは

というのが本作の大きな謎であり、予想がつきません。

ふみばら

絶対にネタバレを見ないでプレイしたいです

ストーリーを進めることで、それらが少しずつ明かされていくのが今から楽しみですね。

まとめ:じっくりと名作RPGを楽しもう!

ファンも多い大作RPGのフルリメイクとして注目を集めている『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』。

シリーズ未プレイの人も気になっていると思いますが、本記事でも紹介したとおり、序盤は少し退屈な時間が続いてしまいます。

ですがそれを乗り越えれば、自由度が高くやり込み要素も満載な冒険を楽しめるのが本作の魅力です。

ふみばら

ジェラール編が終わればグッと面白くなりますよ

ぜひじっくりと遊んでみようという心持ちで、名作RPGを楽しんでみてください!

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