『ブルーピリオド』あらすじ・見どころ・感想:「好きなこと」の道を切り開く努力と葛藤の美術漫画

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今回紹介する漫画は山口つばさ先生の『ブルーピリオド』!

アニメ化に加えて、実写映画化もされた本作。

美術というテーマのおとなしめなイメージを覆されるくらい、努力と葛藤に満ちたとても熱い漫画です。

ふみばら

なんとなく満たされない毎日を送っている人に刺激を与えてくれる作品だと思います

本記事ではネタバレなしで、ブルーピリオドのあらすじや見どころなどをご紹介します!

ブルーピリオドをオススメしたい人
  • やりたいことや好きなことに打ち込む勇気が欲しい
  • アーティストやクリエイターの活動に興味がある
  • 創作の裏側を見るのが好き
目次

ブルーピリオドのあらすじ

主人公の矢口八虎は、いわゆるリア充の高校2年生。
遊びも勉強もそつなくこなすが、周りに評価されるためのタスクを消化するような毎日に虚無感を抱いていた。

ある日、先輩の美術部員である森まるの絵を偶然目にした八虎は、言葉にならない衝撃を受ける。
「美術なんて将来性がない」と、自分の中に芽生えた美術への興味を理屈で押し殺そうとする八虎。

しかし森まるとの会話をきっかけに、八虎は自分が感じていた「早朝の青い渋谷」の風景画を美術の授業の課題として作成することに。
掲示された作品を見た友人から「早朝の青い渋谷」の様子を共感された八虎は、自分の好きなことや感じたことが相手に通じたうれしさから涙を流す。

堅実な進路選択をしようとするも、絵の楽しさが忘れられない八虎。
美術部顧問の佐伯昌子の後押しもあり、八虎は美術の道に進むことを決意する。

家計の事情もあり、狙うのは唯一の国立美術大学で最難関の東京藝術大学。
入学試験まで650日の、八虎の過酷な挑戦が始まる。

ブルーピリオドの見どころ

ふみばら

僕が思うブルーピリオドの見どころは次の3つ

  • 八虎の身を削るような努力
  • 好きなことと真剣に向き合う苦悩
  • 思いや経験と作品のリンク

自分の好きなことで、なんとか道を切り開こうともがき続けるキャラクターたちの意志の強さに胸が熱くなる作品です。

八虎の身を削るような努力

高校2年生から藝大合格を目指すようになった八虎ですが、特別な美術のセンスや審美眼があるわけではありません。

彼を支えるのは「自分はまだ足りない」という思いからくる圧倒的な努力量。
実際に美術部員や美術予備校の先生から、完成させた絵の枚数に驚かれるシーンもあります。

八虎がすごいのは、周りと自分の実力の差を感じても、努力や挑戦を繰り返すところ。

もちろん高校2年生から絵を描き始めた八虎が、美術部員や予備校の生徒より出遅れているのは当たり前のことなんですが⋯

実際に自分の成果が他の人よりも劣っているのを目の当たりにした上で努力を続けるのは、なかなかできないことですよね。

ふみばら

「自分よりうまくできる人がいても、自分が諦める理由にはならない」
というのは、頭で分かっていても行動に表すのは難しいです

八虎が努力する姿からは、自分の成長や進歩に目を向けることの大切さを感じることができます。

好きなことと真剣に向き合う苦悩

初めて心の底から熱中できるものとして美術の道を進むことにした八虎ですが、その道のりは順風満帆ではありません

好きなことと真剣に向き合い、成果を出そうとするからこそ、

  • 思うように成果が出ない
  • 上達できている実感が持てない
  • 努力の方向性が正しいのかわからない

といった焦りや不満がつきまといます。

ふみばら

だからこそ「好きなことを仕事にするな」といった意見も一理あるわけですが⋯⋯

それでも、自分の好きなことを趣味で終わらせるのではなく、人生の中心に置こうとしているのがブルーピリオドのキャラクターたち。

彼らの苦悩や葛藤と、それを乗り越えるための試行錯誤は、自分の道を切り開こうとするときにぜひ参考にしたいですね。

思いや経験と作品のリンク

ブルーピリオドでは、創作活動と向き合うキャラクターの心理描写も見所の1つ。

特に、キャラクターたちが苦悩や葛藤と向き合うことによって得られた気づきや思いが、作品の出来に結びついていく様子が印象的です。

ブルーピリオドを読んで改めて気づかされたのは、自分の経験が表現の幅や作品の深みの基になるということ。

ふみばら

考えてみれば当たり前のことなんですが、つい忘れてしまいがちです

僕もブログやライティングといった創作活動をしている身なので、意識していろいろな体験をする機会を増やしていきたいなと思いましたね。

ブルーピリオドの感想

僕がブルーピリオドを読んで感じたのは、「今を全力で生きることの大切さ」でした。

八虎たちが挑む美術の世界は、一般的な進路よりも不確かな要素が多い場所です。

  • どれだけ頑張っても藝大に合格できるかはわからない
  • 藝大に入ったとしても、アーティストとして生活できるかはわからない
  • どんな作品が評価されるかわからない

そんな中でも、今の自分の実力や課題と真剣に向き合いながらもがき続けるブルーピリオドのキャラクターたちの姿はとてもかっこいいんですよね。

最近はさまざまな情報があふれていて、「簡単にできなくて効率が悪そう」「成果が出るまでに時間がかかる」といったものは避けてしまいがちです。

ですが、将来性や無駄な努力にならないかという漠然とした不安やイメージで手を止めてしまうのではなく、実現したい未来に向けて今できることに全力で取り組む姿勢は僕も見習っていきたいなと思いました。

ブルーピリオドをすぐに読みたいときは

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ふみばら

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ブルーピリオドは、やりたいことや好きなことで道を切り開こうとしている人におすすめしたい作品です。

まだ本作を読んだことがない人は、ぜひ手に取ってみてください!

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