シリーズ初プレイで始めた『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』(© SQUARE ENIX)を、とうとうクリアしました!
裏ボスクリアまで含めて、プレイ時間は約55時間。
後半はかなり駆け足で進めてしまったんですが⋯⋯
当時の原作が人気だった理由などをいろいろと考えさせられる作品でした
本記事では、ロマサガ2リメイクのプレイ後の感想や良かった点などをご紹介します!
ネタバレを含みますので、「ロマサガ2リメイクが気になるけどネタバレはちょっと⋯⋯」という人は、↓の記事をご覧ください。
ロマサガ2リメイクの感想/レビュー
さっそく、ロマサガ2リメイクの個人的な点数をお伝えしますが⋯⋯
100点満点中60点です
ですがこれは、
- 僕が「RPGとはこういうもの」というイメージを持っている
- 近年のRPG作品に慣れている
という前提があってのもの。
当時の原作をプレイしていた人や本作の手探りな冒険感を楽しめる人にとっては、もっと満足度が高くなる作品だと思います。
独自のRPG性
僕が持っているRPGのイメージは
- しっかりとしたメインストーリーがある
- 感情移入できるような魅力的なキャラがいる
- キャラを掘り下げるようなエピソードもある
といったもの。
僕が好きなペルソナシリーズや龍が如く7・8などのRPGはまさにそんな感じです
ですがロマサガ2リメイクについては、
- 七英雄という敵はいるものの、メインストーリーは薄め
- 仲間キャラはほとんどしゃべらず、エピソードも加入時のみ
- 仲間キャラは感情移入する間もなく年代ジャンプで総入れ替え
といったように、僕の持っていたRPGのイメージと正反対なんですよね笑
そのため、
名作RPGと言われているロマサガ2のストーリーを楽しむぞ!
と考えている人には、肩透かしを食らってしまう可能性が高いので本作はおすすめしづらいです。
「七英雄という敵がいる世界の皇帝となって、自分だけの冒険をする」というのが本作のコンセプトであり、冒険の体験を楽しむことが本作の一番の楽しみ方だと思いましたね。
当時の原作が人気だった理由は想像できる
僕にはあまり合わなかったロマサガ2リメイクですが、当時の原作が人気だった理由はなんとなく想像できます。
本作は広いワールドマップをどこから攻略するかをプレイヤーが選べるのですが、その進め方によって
- 手に入る装備や魔法の順番
- 仲間の加入の有無
- 倒す七英雄の順番
といったものが変わってきます。
まだインターネットなどが普及していない時代に
そんな装備や仲間をどこで手に入れたの?
このボスを倒すにはこの地方から攻略した方が楽だよ
といった情報交換をしながらプレイするロマサガ2は、とても面白く思い出に残る作品だったと思いますね。
プレイヤーによってゲーム体験が変わるRPGは画期的だったはず
参考:クリア時点の情報
僕は敵勢力レベル16で、ラスボスと裏ボスまで撃破しました。
本作はエンカウントする敵と戦った回数によって敵が強くなるという仕様のため、後半は敵をスルーしてダンジョンを駆け抜けてしまうことが多かったです。
エンディング後に行ける『恐妃の都』での七英雄(幻影)戦も、全てクリアしました。
裏ボスのドレッドクィーンについては、七英雄(幻影)戦でもらえる装備やアビリティが強かったので、あっさりクリアできましたね。
パーティー構成
ラスボスと裏ボスを倒した際のパーティー構成はこちら。
- 最終皇帝(男)
剣・大剣 - インペリアルガード(男)
槍・斧 - 忍者
体術・弓 - 軍師
火・地・光魔法 - ホーリーオーダー(女)
水・風・光魔法
最終皇帝になってからは、陣形はほぼ『鳳天舞の陣』一択。
アビリティの「オートパリィ」と「ダメージカット」を装備した最終皇帝で攻撃を受け流しまくるのがめちゃくちゃ便利でした。
中盤以降は、光属性の全体魔法「ギャラクシィ」が猛威を振るってくれましたね。
ロマサガ2リメイクの良かった点
ここではシリーズ初プレイだった僕が、ロマサガ2の良かったと感じた点をご紹介します。
シリーズファンの人からは浅いと思われるかもしれませんが⋯⋯^^;
もしこれから本作を遊ぼうか考えている人がいたら、参考にしてもらえるとうれしいです!
キャラデザが良い
本作で一番いいなと思ったのはキャラデザの良さ。
パーティーメンバーとして、かっこいい男性キャラやきれい/かわいい女性キャラが数多く登場します。
最近はポリコレ配慮などがキャラデザに影響することも多いですが⋯⋯
やっぱりかっこいい/かわいいキャラの方がゲームをプレイしていて楽しいです!
サラマンダーやネレイド(人魚)といった異種族もいるので、好みの見た目のパーティーを組む楽しさもあります。
戦闘モーションがかっこいい
本作は、最初こそ戦闘モーションがかな〜り地味なんですが⋯⋯
終盤に覚える各武器の最強クラスの技となるとモーションが凝っていて、戦闘が楽しくなりました。
技を閃いたときのうれしさも本作ならではでしたね
ファストトラベルが便利
本作では広いワールドマップ上のスポットを移動しながら冒険するんですが、ファストトラベルがいつでもどこでもできるのが快適でした。
ダンジョン攻略中はファストトラベルできないなどの制約があることが多いですからね
ダンジョン攻略中にBP(MP)を回復したい→すぐにファストトラベルして再挑戦といったことができて、気兼ねなくダンジョン攻略をすることができました。
開発施設の重要度が高い
本作では鍛冶屋などの施設開発ができるんですが、その重要度が高いのも良かった点。
他のゲームだと、施設を作ってもほとんど使わないことも多いですからね
特に本作では鍛冶屋で装備を開発しないと装備を充実させられないので、足繁く通っていました。
個人的にもったいないことをしてしまったなと思ったのが、帝国大学の利用が遅れてしまったこと。
帝国大学では帝国試験というクイズに挑戦できるんですが、その合格報酬として装備の開発に使える素材がもらえることを見落としてしまっていたんですよね。
それに気づいてからは、一気に試験を受けました笑
七英雄の掘り下げ
ロマサガ2リメイクでは『リベンジオブザセブン』というタイトルのとおり、七英雄が人類の敵になるまでのエピソードを「七英雄の記憶」という形で知ることができます。
- なぜ七英雄が人類の敵になったのか
- なぜ七英雄がモンスターの姿をしているのか
- 復讐のためとはいえ、なぜ人類を守るために戦っていた七英雄が大きな心変わりをしてしまったのか
がわかるので、シリーズ初プレイの僕でもロマサガ2のストーリーをしっかりと把握することができました。
原作ファンの人にとっては特にうれしい要素だったと思いますね
まとめ:ロマサガ2リメイクは原作愛を感じられる作品!
個人的にはあまり刺さらなかったロマサガ2リメイクですが、本作は原作愛を感じられるリメイク作品だと思っています。
30年以上の原作を「現代のユーザー向けに作り変えよう」とするなら、
- パーティーキャラのエピソードなどを追加する
- 目を引くような追加キャラを出す
- メインストーリーを改変/肉付けする
といったことをしてしまいがちではないでしょうか。
ですが本作では原作ファンが違和感を持ってしまうような追加要素はなく、「ロマサガ2を遊びやすくしよう」という調整がメインのリメイク作品になっています。
原作ファンがたくさんの高評価を出しているので、理想的なリメイクだったことが窺えますね!
本作は、近年のRPGをプレイしている人にとっては「少し物足りないな⋯⋯」と感じてしまう部分もあると思います。
ですが、原作当時の画期的なゲーム体験ができるチャンスですので、気になっている人はぜひプレイしてみてください!