『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』あらすじ・見どころ・感想:かわいいやりとりに癒される恋愛(未満)コメディ

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今回紹介する漫画は地主先生の『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』

以前から気にはなっていたものの、自分がタバコには縁がないうえ、1巻のダウナーな雰囲気の表紙で敬遠していたのですが⋯⋯

実際に読んでみたら、かわいげのあるキャラクターと平和なストーリーに癒されるとても面白い作品でした!

ふみばら

普段あまり恋愛要素が強い作品を読まない僕でも楽しめましたね

ガッツリとした恋愛漫画よりも、知り合い以上の男女の微妙な関係性のやりとりを楽しめる人にぜひオススメしたい作品です。

本記事ではネタバレなしで、スーパーの裏でヤニ吸うふたりのあらすじや見どころなどをご紹介します!

スーパーの裏でヤニ吸うふたりをオススメしたい人
  • ライトな恋愛漫画が好き
  • 『からかい上手の高木さん』のような作品が好き
  • 癒される日常漫画が好き
目次

スーパーの裏でヤニ吸うふたりのあらすじ

仕事に忙殺されるくたびれた中年おじさんの佐々木。
そんな彼の癒しは、行きつけのスーパーのレジで山田という女性店員の接客を受けることだった。

とある日の夜、佐々木は仕事のストレスを癒すためにスーパーに向かうが、山田に会うことはできず。
やり場のない気持ちからタバコに火をつけようとするが、道ゆく人からは厳しい視線が⋯⋯

喫煙所もなく途方に暮れていると、佐々木はスーパー裏の喫煙所にいた派手な格好の女性に「ここなら吸える」と声をかけられる。
その女性の正体は私服姿の山田だったのだが、佐々木は正体に気付かないまま。

佐々木が他の男性客と同じような下心でファンになったわけでないことを知った山田は、佐々木に興味を示す。
そして私服姿では田山と名乗り、自分の正体を隠したまま、スーパー裏での喫煙仲間として佐々木とのたわいない交流を始める山田。

スーパー裏での喫煙時間は、少しずつ2人にとっての大切なものに変わっていく。

スーパーの裏でヤニ吸うふたりの見どころ

ふみばら

僕が思うスーパーの裏でヤニ吸うふたりの見どころは次の3つ

  • 微妙な関係性の心地よさ
  • いい大人としての佐々木の振る舞い
  • 相手を尊重するキャラたちの思いやりと優しさ

個人的には、恋愛漫画によくあるような嫌味なキャラクターの登場やトラブル展開がなく、ストレスなく読み進められたのもうれしかったですね。

微妙な関係性の心地よさ

本作のポイントは、佐々木と田山(山田)の微妙な関係性にあります。

もともと喫煙仲間として出会った二人。
田山(山田)は自分の正体に気付かないほどニブい佐々木をからかいながら、喫煙所での何気ない交流を続けていきます。

20歳近い歳の差もあるので、わかりやすくお互いを恋愛対象として意識するような展開はありません。

ですがお互いの人柄を知って交流を重ねていく中で、確実にただの知り合いや喫煙仲間以上の関係性が育っていくんですよね。

この「恋愛の駆け引きは発生してないけど、一緒にいて居心地がいい」という男女の微妙な関係性の楽しさは、わかる人も多いんじゃないかと思います。

ふみばら

学生時代の初々しい恋愛を見ているような感覚になります笑

いい大人としての佐々木の振る舞い

本作では、佐々木のキャラクター性も大切な要素。

中年男性の佐々木は田山(山田)という若い女性と交流していくわけですが、分別のある大人の男性としての振る舞いをしてくれます。

  • 憧れの山田に対して好意を押し付けない
  • 田山との交流の中でも適切な距離感を保つ
  • 田山が困っているときにはちゃんと手を差し伸べる

そんな佐々木の人柄に田山(山田)も心を開いていくわけですが、読者としても安心して2人の関係性を見守ることができるんです。

相手を尊重するキャラたちの思いやりと優しさ

本作では山田が働くスーパーの店員たちの関係なども描かれているのですが、どのケースでもその人の感情を否定したり、無理に関係を発展させたりするような展開はありません。

佐々木と田山(山田)の交流についても、周りのキャラは2人の関係を壊そうとも男女の中に発展させようともせずに受け入れてくれているんですよね。

ふみばら

それぞれのキャラクターが相手を尊重しているように感じます

恋愛漫画としては「刺激や面白みがない!」と思う人もいるかもしれませんが、そのおかげで全編通してとても優しいストーリーになっています。

癒されたい人やまったりと読める漫画を探している人におすすめしたい作品ですね。

スーパーの裏でヤニ吸うふたりの感想

僕がスーパーの裏でヤニ吸うふたりを読んで感じたのは、「とてもかわいらしくて安心して楽しめるラブコメだな」ということ。

メインキャラの佐々木と田山(山田)は、どちらも必要以上に2人の距離を縮めようとはしません。

ですが、お互いへの思いやりや気遣いが空回りをしたり、ときには相手を支えることになったり⋯⋯

そんなやりとりをしているうちに、佐々木と田山(山田)にとって、2人で過ごす何気ない時間がかけがえのないものになっていく様子が描かれています。

本作については、
「中年男が若い女と仲良くなるなんて都合が良すぎる!」
といった感想を目にすることがありますが⋯⋯

ふみばら

それはちょっと、男女関係や恋愛を短絡的に捉えすぎかなと思います^^;

年の差があっても、人間性に引かれたり、一緒にいて居心地がいいと思えたりする相手がいることは自然なことです。

そんな大らかな視点で、佐々木と田山(山田)のやりとりや関係性の変化を楽しんでみてほしいですね。

スーパーの裏でヤニ吸うふたりをすぐに読みたいときは

スーパーの裏でヤニ吸うふたりをすぐに読んでみたい人は、『eBookJapan』の電子コミックがオススメ!
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ふみばら

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この記事を書いているときは最新の5巻を読んだ段階なので、佐々木と田山(山田)の関係がこれからどう変わっていくのかがとても楽しみです。

気になった人は、ぜひ読んでみてください!

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