【体験談】30代男性が正社員から派遣社員に転職して感じたメリット・デメリット

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今の仕事があまりにもシンドい⋯⋯

もっと自由な時間を増やしたいなぁ

早く転職したいけど、転職先が決まらない

そんなときに気になるのが、派遣社員という働き方ではないでしょうか?

ですが、「正社員から派遣社員になるのはもったいない!」というイメージがあるのも事実。
特に働き盛りの男性にとっては、勇気のいる選択肢だと思います。

ふみばら

僕自身、派遣社員になると決めるまでにはいろいろな葛藤がありました

僕は実際に正社員から派遣社員に転職してみて、次のような人にはオススメできる働き方だと思っています。

派遣社員をオススメしたい人
  • あまりにも仕事に疲れてしまっている
  • 今の職場での負担やストレスに対して、昇給やスキル習得などのリターンが見込めない
  • 今の仕事以外に挑戦したいこと(副業など)があって、自主的に活動ができる

この記事では、僕が感じた派遣社員のメリット・デメリットを紹介しますので、ぜひ今後の働き方を考える参考にしてください。

目次

派遣社員のメリット・デメリットの比較

今回紹介する派遣社員のメリット・デメリットは次のとおりです。

メリットデメリット
①仕事のストレスが減る
②働き方を選べる
③自由に使える時間が増える
④仕事とプライベートを分けられる
⑤基本給(時給)が高い/残業代をもらえる
①スキルや経験を得る機会が少ない
②疎外感を感じる
③就業期間の限度や契約を更新されない場合がある
④昇給やボーナスがない
⑤祝日などで収入が変動する

参考までに僕の情報や職歴などもご紹介しておきます。

筆者について
ふみばら
  • 30代前半(2024年6月時点)
  • 同じく派遣社員の奥さんと2人暮らし
  • 正社員から派遣社員に転職して約1年半
  • 市役所職員、中小企業での正社員経験あり

派遣社員のメリット

それでは、派遣社員のメリットをそれぞれ解説していきます。

①仕事のストレスが減る

これが一番のメリットと言っても過言ではありません!

  • 業務内容が限られているため、たくさんの仕事を抱えることがない
  • 基本的なものや社員のサポートをする業務が多く、プレッシャーが少ない
  • 残業量をコントロールできる
  • 職場での人付き合いを減らせる

これらの理由から、僕は仕事のストレスを大幅に減らすことができました。

残業量については、派遣の求人に記載されている残業時間が目安になります。

「できるだけ稼ぎたい!」
という人は残業時間が多い求人に応募すればいいですし、
「残業は少ない方がいいな」
という人は、残業時間が少ない求人に応募すれば自分の理想に近い勤務時間を実現しやすくなります。

ふみばら

業務範囲や残業時間が決められているというのは、かなり快適です⋯!

もし求人に記載されている情報と実態が違っていたり、思っていたような働き方ができなかったりする場合には、派遣元の担当者に相談すれば派遣先に掛け合ってくれるのも安心できる点ですね。

②働き方を選べる

テレワークメインの仕事がいいな

副業も軌道に乗ってきたから、仕事は週3日ぐらいにしようかな

そんなふうに働き方を選んで求人に応募できるのも派遣のメリット。

僕は今の派遣先で【週4テレワーク、週1出社】という働き方をしています。

実は僕の採用が決まった後に、派遣先のルールが【週2テレワーク、週3出社】に変わったのですが、
「できるだけテレワークにしたいのですが⋯」
と要望を伝えたところ、【週4テレワーク、週1出社】のままにしてもらえました。

ふみばら

通勤時間が減り、家事などに力を入れられるようになったのでとても満足しています

③自由に使える時間が増える

残業や通勤時間を減らせる働き方を選ぶことで、自由に使える時間を増やすことができます。

また、最初にご紹介した「仕事のストレスが減る」というのも大事なポイント。

「仕事を終わって家に帰ってきても、疲れて何も手につかない⋯⋯」
ということが減るので、趣味や副業などに取り組みやすくなります。

④仕事とプライベートを分けられる

仕事があまりに忙しいと、「仕事のために生きている」ような感覚になってしまいますよね。
休日は体を休めるだけになってしまったり、常に仕事のことを考えてしまったり⋯⋯

ふみばら

僕も以前は休みの日にも仕事のことばかり考えてしまって、ストレスで胃が痛い状態でした⋯⋯

派遣の仕事を始めてからは、仕事のストレスや業務量が減ったので、プライベートの時間に仕事のことを考えてしまうことが圧倒的に減りました。

仕事とプライベートの切り替えが苦手な人にとっては、大きなメリットになると思います。

⑤基本給(時給)が高い/残業代をもらえる

派遣になると収入が減るんじゃない?

そんなイメージがありますよね。
ですが、僕は派遣社員になったことで月収は月2〜3万円ほど増えました。

僕の前職と派遣の収入の比較は次のとおりです。

派遣(事務職)前職(正社員の総務職)
・月収約27〜28万円
・時給1,750円
・月収は、月20日勤務を想定
・想定年収:約330万円
・月収25万円(固定残業代含む)
・固定残業時間30時間
・ボーナスは年2回(それぞれ1か月分)
・想定年収:約350万円

さすがにボーナスを含めると正社員を続けたほうが収入は多くなりますが、普段の支出を見直せばカバーできるくらいの差しかありません。

最近は「固定残業制度」を導入している企業が増えていますが、この制度がとても曲者です。
なぜなら、固定残業代があることで、基本給を低くしているケースが多いから。

ふみばら

基本給はボーナスなどの基準にもなる重要なものです

僕の前職の場合は、固定残業代の他にもさまざまな手当がついていて、基本給は16万円ほどに抑えられていました。

会社によっては、「固定残業代を払っていれば、固定残業時間を超えた分の残業代は払わなくていい」というような間違った運用をしている場合もあります。
(ぜひ、自分の給与明細を確認してみてください!)

また、個人的には固定残業時間内の残業については残業代が出ないというのも、働くモチベーションを下げる要因になりました。

派遣は時給労働なので、働いた分がそのまま収入になりますし、残業代もしっかりともらえます。

もちろんボーナスはないので、ボーナスが支給される会社の正社員に比べれば収入は減るでしょう。
ですが、「給与面がクリーンになる」というのは大きなメリットだと僕は感じています。

派遣社員のデメリット

続いて、派遣社員のデメリットについて解説していきます。

①スキルや経験を得る機会が少ない

派遣社員は、基本的なものや社員のサポートをする業務を任されることが多くあります。
そのため、キャリアアップにつながるような新しいスキルや経験を得る機会は少なくなりがちです。

ですが、派遣だからこそ未経験の仕事に挑戦できるという場合もありますし、新しい職場だからこそ経験できることもあります。

ふみばら

僕も、今の派遣先でSlackなどのチャットツールを使いながらテレワークをする経験ができているのはありがたいなと感じています

自分のキャリアビジョンや理想的な働き方を考えた上で、派遣社員になるかを選択できるとベストですね。

②疎外感を感じる

今の僕の派遣先は派遣社員にも気を使ってくれる方だと感じていますが、それでも

  • 業務上の情報や、社員のスケジュールなどが共有されない
  • オフィスで仕事をしていたら、いつの間にか他の社員が打ち合わせなどで全員いなくなっている
  • 週1の出社日に出社しても、他の社員がテレワークなどで誰もいない

というようなことがよくあります。

「派遣社員だし、しょうがないよね」と割り切れる人にはなんの問題もありません。
ですが、もしそういったことに居心地の悪さや不満を感じてしまう人は注意が必要です。

ふみばら

僕は、「ちゃんと情報共有とかした方が仕事はスムーズに進むのにな〜」「もう毎日テレワークにしてほしいな〜」と思うぐらいです(笑)

③就業期間の限度や契約を更新されない場合がある

労働者派遣法により、派遣社員として同じ派遣先で働けるのは3年までと決められています。

別の課への異動や無期契約への切り替えなど、3年を超えて働ける例外はありますが、基本的には「最長3年」。

また、その3年の間にも派遣先から契約の更新がされず、働けなくなる可能性もあります。

同じ職場で、長く安心して働きたいな

という人は、派遣社員ではなく正社員として転職した方が良いでしょう。

④昇給やボーナスがない

派遣社員は時給労働になるので、ボーナスがありません。
また、昇給も基本的にないと考えていいでしょう。

なぜなら、派遣社員の時給は職種や業務内容で決められているから。
そのため、ずっと同じ業務内容の仕事をしているなら、「勤続1年を迎えたから時給アップ!」というようなことはありません。

派遣社員として収入を増やしたいのであれば、専門的なスキルや資格が必要になる高時給の求人に応募するのが一番の近道になります。

⑤祝日などで収入が変動する

これも派遣が時給労働であるからこそのデメリット。
年末年始やゴールデンウィークなど、長期の休みがある場合には収入が下がってしまいます。

ふみばら

派遣先が休みの場合には、有給休暇を使うこともできませんしね

ローンの返済がある人や、クレジットカード決済をたくさん使うという人は、月収が決まっている正社員の方が安心かもしれません。

【まとめ】働くことに疲れてしまった人にこそ、派遣はオススメ!

僕が実際に正社員から派遣社員に転職してみて感じたメリット・デメリットは次のとおりです。

メリットデメリット
①仕事のストレスが減る
②働き方を選べる
③自由に使える時間が増える
④仕事とプライベートを分けられる
⑤基本給(時給)が高い/残業代をもらえる
①スキルや経験を得る機会が少ない
②疎外感を感じる
③就業期間の限度や契約を更新されない場合がある
④昇給やボーナスがない
⑤祝日などで収入が変動する

今後10年20年を考えると、デメリットが大きくのしかかってくるでしょう。

ですが、僕は派遣社員に転職して良かったなと思っています。
なぜなら、「仕事のストレスが減って、今を楽しむことができるようになった」から。

正社員として働いていたときは、ストレスや不満をため込んでしまい、体調を崩してしまうこともありました。

休日などの自由な時間は、体を休めたりするためにダラダラと過ごすばかり。
昇給や労働環境改善の兆しもなかったので、希望を持って働くことができませんでした。

派遣社員になってからは、仕事のストレスが減ったことで、プライベートの時間を楽しめるように。
また、仕事はそこそこにこなして、ブログなどの副業を始めました。
「派遣にも頼らずに、自分で稼げるようになる」ことを目標に、希望を持って学習や記事の作成に取り組めています。

もちろん正社員として働き続けることで、安定したキャリアや退職金など、得られるメリットはたくさんあります。
ですが、もしそういったメリットがない職場で働いていたり、働くことに疲れてしまっていたりするときには、派遣社員への転職を考えてみてはいかがでしょうか。

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