Amazon：PA-APIの429エラー解消までの流れと代替手段を紹介

当ブログの運営を開始してから約2年。

もしもアフィリエイト経由での物販で少しずつ収益が発生するようになってきたので、Amazonアソシエイトに申請をしました！

もしもアフィリエイトでも定期的にAmazonの売り上げが発生していたので、Amazonアソシエイトの審査にはあっさり合格。

見栄えのいい商品リンクを作ってくれるプラグイン『Pochipp』と『Pochipp Pro』も導入し、

と意気込んでいました。

ですが、Amazonの商品検索に使うProduct Advertising API（PA-API）が使えないことが発覚。
審査合格から約2カ月経っても429エラーが出続けていたため、Amazonに問い合わせてみました。

結果としては、「PA-APIの利用条件は満たしているけどエラー原因は不明」というやるせない結果に。

そのまま放置して審査合格から4カ月ほどたったころ、急にPA-APIが使えるようになりました！
結論としては「売り上げを作りながら待つしかない」ということになってしまうのですが⋯⋯

僕自身がPA-APIのエラーに関する情報収集にかなりの時間を使ってしまったため、同じようにエラーが出てしまっている人に向けて情報を共有します。
（参考になればうれしいです！）

ずっと出続ける429エラー

Amazonアソシエイトの審査に合格してから、何度もPA-API5.0のScratchpadで商品検索を試していたのですが、ずっと「Too Many Requests」の429エラーが表示されていました。

PA-APIのエラーについて調べてみたところ、「リンクタイプがPA-APIと表示される売り上げが必要」という情報を発信している記事を発見。

確かに、僕はこれまでPocchipの補助プラグイン『Pochipp Assist』を使ってAmazonの商品検索をしていたため、売り上げのリンクタイプはすべて「その他」で計上されていました。

ですが、PA-APIが使えないのにどうすればPA-API経由の商品リンクを作れるのか⋯⋯

試しにAmazonアソシエイトに実装されている『アソシエイト・ツールバー』で作った商品リンクからも売り上げを発生させてみましたが、その売り上げも「その他」で計上されてしまいます。

打つ手がなくなった僕は、Amazonに問い合わせてみることにしました。

問い合わせの結果

Amazonに問い合わせてみた内容は次のとおり。

問い合わせした翌日には、Amazonからの回答が返ってきました。

過去30日以内の売上実績については、PA−API以外のリンクでの売上実績獲得で問題ございません。

PA-API は世界中から毎秒大量のリクエストを受信しております。

このたびは「Too Many Requests」のメッセージが表示されるとのことですが、そのような状態である場合、世界中からAPIのサーバーに複数の同時アクセスがあり、先着順で接続処理が行われ、その中で接続出来なかった方や、実際に制限はかかっていなくとも同時アクセスが多いと返されるエラー表示となります。

誠に恐れ入りますが、上記の理由から当プログラムでは必ずPA−APIに接続されるとの保証は致しかねますことをご了承ください。

ですが、Amazonの回答のとおりPA-APIへのアクセスが先着順なら、安定してアクセスできる人とまったくアクセスできない人がいるのはなんとも不自然です。

さらに、Amazonアソシエイト管理者ページ内の【Product Advertising API 利用ポリシーの変更について】という説明の中には

2. 直近のPA-API経由の発送済み商品を確認する
2019年01月23日以降、過去30日以内のPA-API経由の売上実績（発送済み商品売上）がない場合、PA-APIへのアクセスができなくなる可能性がございます。
ご自身のアカウントの直近のPA-API経由での実績を確認してください。

Product Advertising API 利用ポリシーの変更について　確認・ご対応いただきたいこと　より引用

という記述もあったんですよね⋯⋯

とはいえ、いろいろと試行錯誤してもPA-API経由のリンクは作れなかったので、いったん諦めて放置することにしました。

当時のブログの状況

当ブログでは2024年の6月にAmazonアソシエイトの審査に合格しました。

販売実績は次のとおり。

PA-APIが使えない理由として売り上げ不足を原因として紹介している記事を見かけましたが、僕のブログではありがたいことに定期的に売り上げが発生しているため、売り上げ不足が原因ではなかったと思われます。

突然使えるようになったPA-API

ブログ更新から1カ月ほど離れていた2024年10月末ごろに
「そういえばPA-API使えるようになったかな⋯⋯」
と思いScratchpadで商品検索を試してみたところ、突然PA-APIが使えるようになっていました！

こちらのリンクのように商品の値段も自動更新されるようにもなり、やっとPochippの性能をフルに活用できるようになりました。

当時のブログの状況は、

といったもの。

PA-APIが使えるようになってからは、売り上げ実績のリンクタイプに「PA-API」が表示されるようになりました。

これらのことから、PA-APIの429エラーについては「売り上げを立てながら使えるようになるのを待つ」というのが唯一の解決手段だと思います。

PA-APIの代替手段

先ほども書きましたが、僕はPA-APIが使えない間はPochipp Assistを再インストールして商品検索をしていました。

Pochippでは楽天市場やYahooショッピングでの商品検索もできるんですが、僕のブログではAmazon経由の売り上げ件数が圧倒的に多いので、Amazonで商品検索した商品リンク作りは諦めたくなかったんですよね。

とはいえ、Pochipp公式でも
「PA-APIの審査が通っている場合は、速やかにポチップアシストを削除してください」
と注意がされているので、利用は自己責任。

念のため、

という対策をしていました。

• Pochipp Assistの無料版では1日に5件までしか商品検索ができない
• PA-APIが使えない場合、商品リンクの値段情報が自動で更新されない

という不便さはあったものの、PA-APIが使えない間の代替手段としては十分に機能してくれました。

と感じている人はPochipp Assistの利用を検討してみてください。

まとめ：落ち着いてブログ運営を続けよう

せっかくAmazonアソシエイトに合格して売り上げもあるのに、PA-APIが使えないとつい焦ってしまいますよね。

ですが実際のところは、「売り上げを立てながら待つ」というのが唯一の429エラーの解決方法でした。

単純な話ではあるんですが、PA-APIのエラーについて書いている記事の中で、そういった結論がはっきりと書かれているものは見つけられなかったんですよね⋯⋯

この記事が僕と同じようにPA-APIのエラーに悩んでいる人のお役に立てればうれしいです。

落ち着いてブログ運営を続けて、コツコツと売り上げを積み上げていきましょう！